あなたは大丈夫?…糖質依存症(2)

●血糖値スパイクに気をつけて!

忙しくて食事のタイミングを逃し、午後2時過ぎにようやくドーナッツ…

「あれ?とても体がだるくて眠くなってきた」

これは、糖質依存による血糖値スパイクに陥っている可能性が高いです!

空腹状態でいきなり甘いものを口にすると、一気に血糖値が跳ね上がります。

恐らく…血糖値140mg/dl以上の食後高血糖の域に達しているはず…

これに対処すべくインスリンがドバドバ出て、今度は一気に低血糖となる。

これが『血糖値スパイク』です。

低血糖状態は命に関わる一大事なので、今度は手っ取り早くエネルギー源となる砂糖が欲しくなります。

「眠気覚ましにミルクティー♪」

はい!血糖値スパイクの悪循環です!

●砂糖=「マイルドドラッグ」

「甘いもの食べて幸せ~」…しばらくすると怠くなって集中力低下

「甘いもの飲んでハイな気分♪」

この状態、何かに似てませんか?

そうまさに、薬物依存の状態

人も動物も「快感」という感覚を得ることが行動のモチベーションとなります。

快感を感じるのは脳内の「報酬系」と呼ばれる神経で、主にドーパミンという神経伝達物質の作用で快感が生じます。

薬物は報酬系神経を活性化させ、ドーパミンの分泌を促します。

砂糖の甘味もこれと同様の作用をもたらすことがわかっています。

糖質依存症は、もはや単なる「甘党」なんて言ってられない、ある種の病気です。

度が過ぎれば健康障害に陥る可能性も高くなります。

~最後に続く~